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10/29/2013

v チェルシー (COC) ~What's Your Pride?~ プレビュー

スポンサーが交代する度にその呼び名が変わるリーグカップ、昨年よりキャピタルワンカップと呼ばれているカップ戦が難敵チェルシーをエミレーツに迎え、明日開催されます。


ガナーズのタイトル獲得回数は2で、上を見上げれば最多回数のリバプールの8、ヴィラ、ユナイテッド、トットナム、チェルシーなどと続きます。ノースロンドンのライバルに後れを取っている唯一のタイトルがこのキャピタルワンカップです。


ガナーズの5番がこのチームには必要です
ただし準優勝は最多の5回で後一歩で振り切られてしまうシルバーコレクターぶりを露呈してしまっています。前年はスワンズ、一昨年はリバプールが優勝していて、アーセナルの優勝は1993年まで遡らないといけません。


ベルカンプもヴィエラもアンリもいない時期で、アダムスやイアン・ライトの時代です。ちなみにベンゲルの監督就任は1996年なので、今のフットボールスタイルが確立される前の話でかなり遠い昔のように聞こえます。


そのキャピタルワンカップ4回戦では、スタメン数人に加え、一軍でもおかしくないメンバーや出番が限定されている若手などとの混成になると監督は述べていますね。かなりの確率で出場を回避するメンバーは、ジルーとエジルあたりでしょうか。


前線にけが人が多い今のスカッドの中で、彼ら2人はガナーズの攻撃を牽引するだけに、外したくても外せないという、苦しい台所事情があります。リーグは勝ち点差2でリバプールとチェルシーを突き放している首位とはいえ、フルメンバーが揃えばどれだけボリュームがあるか理解しているだけに、今のこの負傷者が多い状況では、前線の厚みがまだ充分とは言えません。


11月の強敵ロードを突っ走るには、彼ら2人がいかにマックスでいけるかが勝負です。休められるところはきっちり休んでもらい、3日リバプール、7日ドルトムント、11日ユナイテッドをおいしく料理してもらいましょう。


良いことといえば、パレス戦で受けたキャプテンのレッドカードによる出場停止処分をここで消化できる点と、チェルシー相手に若手がどこまで通用するか見定められることでしょうか。活躍できれば、第二のグナブリーが出てくるかもしれません。


FA杯も含め、リーグカップの使い方にはそういう若手の登竜門的なものがあるので、アーセナルの将来を担うためにも、ベンチ外が続く宮市くんも含めて、色んな選手を見ることができればと思います。良質なアカデミーを抱えているので、勝利とは別に、カップ戦にはこういう楽しみ方もありますね。


さて、最大火力同士をぶつけあう真っ向勝負にしないことは両監督のコメントからも伺えます。お互いにリーグを優先する姿勢を崩さないことからも、やはり押さえ気味のメンバー構成になるのは間違いないと思います。


ガナーズとしては、フェルマーレンに期待したいところでしょうか。実際のところ、スターティングイレブンではないメンバーでは、彼が一番の実力者かと思いますし、この状況に不満を漏らし始めた彼を配慮するベンゲルとしては、ここで力を見せつけてもらいたいところでしょう。


もちろんそれは私も同じで、この試合で発揮するパフォーマンスが良ければ手放しで賞賛したい気持ちでいっぱいです。とはいえ、そう簡単に交代できるわけでもないのがCBの辛いところです。一試合の評価でスタメンに返り咲けるポジションではないですからね。


現実的に見ても、元キャプテンにとっては堪える時間が続きそうです。現在第9節を消化した時点で失点は同じく9。一試合につき確実に一失点している計算で、クリーンシートは前節のパレス戦が実は今期初めてです。


ただし、鉄壁守備を誇るサウサンプトンの失点数3やライバルのスパーズの5と比較すると、被弾数が多いのは事実ですが、かといって守備が大崩れしているわけでもなく、決定的チャンスを作られてしまっている回数も多いわけでもなく、バックラインを入れ替える理由が見当たらないのが見てとれます。


ここでいたずらに代えてしまえば、守備のバランスが崩れてしまいかねません。そうなれば攻撃にまで悪影響を及ぼし、チーム自体の腰が引けてしまいます。


実際、昨年途中までは闘志溢れる彼が不動のCBの一角として、ガナーズの守備を請け負っていました。DFにしておくのがもったいないくらいに得点力も高く、CF顔負けの鋭いシュートをゴールネットに突き刺したこともありましたね。これまでの総得点数は15で、DFとしての攻撃力は欧州でもトップレベルではないでしょうか。


色々な思い入れが彼にはあるだけに、全てのグーナーは明日の試合で、モウリーニョ率いるブルース相手に、最高のフェルマーレンを演じてほしいと思っているに違いありません。COCのプレビューにするつもりが、完全にフェルマーレンの記事になってしまいましたね(笑)なんだかんだ、やはり彼のことが好きだからですね。




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