このブログでは主観に基づく雑感がほとんどです。アーセナル9割、その他の話題で1割くらいです。そして、今一番やりたいことはエミレーツでの生観戦。毎日更新をできるだけ心がけています。試合がないときはアーセナル以外も取り上げます。

10/19/2013

若き10番の左がアーセナルの未来を背負う

名前を挙げればキリがないくらいに、

名MFはこれまでにたくさん出てきました。

誰もが一度は耳にした事が

あるそういうプレイヤーは

何がしかの特徴や長所を携えていたように思います。




たとえば、

ユベントスのピルロなら長短問わない正確無比のパス

バルセロナのイニエスタなら吸い付くようなドリブル

ジュビロ磐田で活躍したドゥンガなら統率力やディシプリン

横浜Fマリノスの中村俊輔なら直接FKやフェイント

ブラジルW杯を最後に引退した中田英寿ならフィジカルやキラーパス

といった具合に

どんなフットボール初心者でも

すぐに理解できる武器があったわけです。































これはイングランドプレミアリーグ、

2013年10月15日におけるビッグ4に

在籍するクラブの象徴とも

言える4名のスタッツです。



チェルシーの心臓であり生きたレジェンドのランパード(1978年生)

リバプール一筋、チームの浮沈を握るジェラード(1980年生)

ユナイテッドを裏方で支える陰のMVPのキャリック(1981年生)

アーセナルの10番の系譜を受け継いだウィルシャー(1992年生)

※ウィルシャー以外の年齢は全員30オーバーです



まず前提に、

ウィルシャーは攻撃的MF(レフティー)です。

そしてこのデータを見る限り、

出場数やゴール・アシスト数以上に気になるのが、

ショット数の少なさです。



この数字が物語るのは

自ら打つシュート意識が低いのか、

決められるシュートしか打たないのか、

ペナルティエリアの外からは打たないのか、

チャンスを演出するほうに徹しているのか、



色々な疑問が考えられますが、

いずれにせよ、怖さを体現できているとは

控えめに見ても、いえないと思います。

少し強引になるのを承知でまとめてみると、

首位アーセナルは怖いかもしれないが、

ウィルシャーはそれほど怖くないといったところでしょうか。


※キャリックは中盤の底で起用されるので除外しました



それとタックルの少なさと

反比例してカードの数が目立ちます。

7節を消化した時点ですでに

3枚のイエローをもらってしまっていることからも

若さゆえなのか

気性の荒さが浮き彫りになっています。



身体の当て方やタックルを

もっと磨いたほうがよいでしょう。

激しさが代名詞のプレミアでは、

いかな攻撃的なプレイヤーでも

守備は怠れませんし、



プレスを採用しているチームであればなおさら

FWのファーストプレッシングを

無駄にしないためにも、

MFの積極果敢な追い込みが求められます。


ただ守備は下手をすると

カードの対象にもなりますので、

ファールを犯さないうまいタックルを

彼には身につけてもらいたいところです。


アグレッシブなのは全然アリなのですが、

心はホットに頭はクールに

といった感じですね。



中盤に駒が揃っているアーセナルは

他チームと比べても、

見るものが湧くような

決定機をクリエイトしている数が多いのではないでしょうか。



それはひとえに、

ムーブとパスを繰り返すフットボールを特徴とし、

そしてそれはクラブのポリシーでもあり、

ベンゲル就任以降

ブレずにずっと守ってきた

スタイルだからと言えます。



反面、ウィルシャーのスタイルは

まだ確立されてないと思います。

どういう選手を目指しているのでしょうか。


これに対する明確な解を見出すには

まだ多くの時間が必要かもしれませんね。




ここで少し年月を遡りますが、

2011年2月16日のチャンピオンズリーグ、

エミレーツにバルセロナを迎えた一戦で、

19番のウィルシャーは2-1の勝利に貢献し、

メッシやイニエスタ、同僚のセスクを抑え、

19歳にしてマンオブザマッチに輝く働きを見せましたよね。


彼自身、

キャリア最高の夜だと述懐しています。



さらにその年にはFAより、

若手最優秀選手賞をアーセナル史上5人目の

栄誉として授かりました。


才能は誰しもが認めるところで、

アーセナルアカデミーの最高傑作とも

呼ばれているくらいです。



ウィルシャー19歳。抑えようのない自信が見え隠れしますね(笑)

















クラブでも代表でも主将のジェラードは、

彼を後継者に指名し、

ネクストイングランドを背負うのは

この若者だと断言していますね。

その記事はコチラ



ウィルシャーが慕う元キャプテンのセスクは彼のことを、

スペイン的なテクニックと

イングランドのハートを持ち合わせている

と表現しています。

その記事はコチラ



そして監督のベンゲルはジャックのポテンシャルに対し、

ユナイテッド一筋の希代の

名MFポール・スコールズを

髣髴とさせるとまで述べています。

その記事はコチラ




期待の高さが今の活躍に結びついていないため

正直歯痒いですが、

将来性や潜在能力は疑いなく、

何より彼はまだ二十歳を過ぎたばかり。



たくさん失敗して反省して吸収して

結果大きくなれたらそれでオッケーですし、

この年で色々言われるのも、

期待の現われだと思います全て。



イングランドには偉大な先輩がたくさんいますから、

クラブ間では対戦を通じて、

代表では対話を通じて、

得られる限りの全てを得て、

クラブに還元してほしいですね。



アルゼンチンの英雄マラドーナは

同胞のアイマールを指して、

お金を払ってでも見てみたいプレイヤーと

最大級の評価を下しました。



ジャック・ウィルシャーもまた、

そう言わしめる1人になれる

素質が備わっていると信じています。




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