このブログでは主観に基づく雑感がほとんどです。アーセナル9割、その他の話題で1割くらいです。そして、今一番やりたいことはエミレーツでの生観戦。毎日更新をできるだけ心がけています。試合がないときはアーセナル以外も取り上げます。

11/30/2013

v カーディフ (BPL) ~大英帝国勲章は燃えているか?~ プレビュー

明日はラムジーの古巣であるカーディフとの対戦。ウェールズの首都に位置するこのクラブに彼は育ててもらい、現在は首都ロンドンに本拠地を持つアーセナルが二十歳を過ぎたばかりの彼の新しいマイホームになっています。失礼を承知で言うと、カーディフの環境下では彼の現在のワールドクラスに匹敵する輝きは見られなかったかもしれません。


その意味では何も若かりしラムジーに光るものを見たのは我らがボスだけでなく、カーディフの会長もそうであったのかもしれません。しかし、相手が格下であろうが全力で戦いに挑むのが礼儀というもの。情けは無用です。癌で闘病中のMBEに捧げる結果とは「勝利は調和の中から生まれる」ものでしかありえません。

11/29/2013

v マルセイユ (CL) ~To Ozil From Baggio~

37分、二点目ならず。狙いすぎたことで完全に読まれていたエジルのPKでした。PKを外すことが出来るのはPKを蹴る勇気を持った者だけだ。これは94年アメリカW杯決勝戦ブラジル対イタリアのPK戦でシュートを大きく外してしまった至高のファンタジスタ、ロベルト・バッジョの名言ですね。


この人なら絶対に外さない安心して観ていられる、という予想が覆ってしまったことへの落胆も確かにあるでしょう。でも、それは期待のあらわれでもあります。CL第五節対マルセイユ戦、鳴り物入りで加入したエジルをこの程度で貶める者は誰もいないでしょう。

11/26/2013

v マルセイユ (CL) ~2 French Legend’s Return~ プレビュー

大都市ニューヨークから大都市ロンドンへ。愛すべき古巣と後輩のために、アンリがMLSのオフを利用して戻ってきてくれました。押しも押されぬアーセナル最高のレジェンドであるアンリとピレスが揃い踏みです。これにより、明日のCL第5節、エミレーツで迎えるマルセイユ戦は最高のモチベーションで望めることが確定しました。ナポリの敗北が条件ですが、二人の眼前で首位通過という甘美な美酒に酔いしれましょう。

11/25/2013

残り35分の互角の鍔迫り合い

プレミアのパワーとスピードからくる激しいダイナミズムは、同系統のドイツのブンデスやフランスのリーグアンのさらに上を行くため、世界で一番タフネスさを要求される過酷なリーグと言えそうです。とりわけ上位陣にはその中にも洗練された技術やコンビネーションがあり、猪突猛進なフットボールやロングボール一辺倒のフットボールをいなす術を持っていたりするものですが、それでも下位が上位を食うような下克上が頻繁に起こるのはプレミア特有のものかもしれません。

11/24/2013

v サウサンプトン (BPL) ~Big Flame In His Heart~

昨夜のサウサンプトン戦で、ジルーの二点が決まりました。陣形の尖端を職場とする彼に、ハンター特有のエゴイストさはなく、献身的に動き回れるその姿はエトーを彷彿とさせます。特に先制点は、諦めなければ何が起こるか分らないということの大切さを教えてくれ、何か、新しいアーセナルを目撃した思いで感慨深いものがあります。

11/22/2013

v サウサンプトン (BPL) ~ブレイブハートを持つ者たち~ プレビュー

四年に一度のW杯行きの切符をかけた熾烈な各国代表戦で巻き起こった歓喜と絶望の落ち着きも覚めやらぬ中、明日からプレミアリーグが再開します。鬼のようなスケジュールは中三日で次から次に相手を代えて戦い抜かねばならない、ハードワークを越えた、もはや殺人的な連続バトルです。


間にはCLも組み込まれており、それはつまり強者の証。今季のプレミアリーグも中盤戦にさしかかろうとしている今、そろそろチーム間のパワーバランスも明確になってきています。再開初戦は圧倒的な盾を持つ3位サウサンプトン。さあ、蹴散らしていきましょう。

11/21/2013

充実と屈辱と ~陥落の聖地ウェンブリー ~

アーセナル所属の両国の代表選手が複数いることもあり、個人的には注目度が高かったフレンドリーマッチ。彼らが日常の戦場としているリーグ戦を数日後に控えていることや、つまらない怪我だけは絶対に回避することや、FIFAの公式戦ではないことなどが理由で、強豪と目される国同士の直接対決ではありましたが、お互いに最大火力でぶつかることはないだろうという予測をしていました。

11/20/2013

2nd Leg フランス v ウクライナ ~死闘の果てにあった大団円のトリコロール~ 

触れずにはおれないのが、フランスのW杯行きの切符獲得についてです。結局最後の最後までもつれましたが、流石の地力を見せ、見事国民の期待に応えてみせました。すったもんだあれど、そこはフランス。正念場で見せた執念は伊達ではありません。思いの強さがウクライナを上回った格好です。

11/19/2013

あの時、彼は…On April 21,2009 "アルシャビン"

プレイバックシリーズ第一弾はアンドレイ・アルシャビンです。ロシアの新皇帝と言われる彼がアーセナルに移籍してきたのは2009年2月の真冬の時期でした。145試合(スタメン98)に出場し、挙げたゴール数は33。現在は母国ロシアの強豪ゼニトに戻り、アーセナル時代と同じ背番号23で戦っています。

アルシャビンと言えば、グーナーなら誰もが強烈に覚えているに違いない、4月21日のアンフィールドで激突したリバプール戦での観衆の度肝を抜いた圧巻の4ゴールでしょう。あの試合は引き分けながら完全に彼の一人舞台。自身の価値を自らの足で証明して見せたセンセーショナルな試合でした。

11/18/2013

世界が語り継ぐ"You'll Never Walk Alone"

試合を放り投げたわけでも、対戦相手のフィンランドをおちょくりたいわけなんでもなく、フレンドリーマッチ前日にお披露目したウェールズ代表の微笑ましいクマ耳姿が注目を集めています。これは"children in need"というチャリティーの一貫のようで、代表選手である彼らが基金アピールをしていたみたいですね。


そこに代表戦特有の殺伐とした空気は一切ありません。ベイルやラムジーなど、むしろ大の大人がまさかのクマ耳で登場というメンタルを純粋に讃えたいと思いますが(笑)、今回に限らず、世界的なチャリティーイベントにフットボール選手が一役買うというのはもはや常識となっています。

11/17/2013

5億越えのモンスター不在の世界最強リーグ

前々回に引き続き、クラブの市場価値シリーズをお届けします。アーセナルに所属する全プレイヤーの総額3億5550万はプレミア全体で第4位でした。4億越えはチェルシー、シティー、そしてユナイテッドのみ。3クラブも4億越えしてるのは莫大なテレビマネーで潤うプレミアだけです。


かたや、他国リーグの経済事情はどうなっているのか?それでは、スペイン、ドイツ、イタリア、フランスの順に確認していきましょう。フットボールにおける経済格差を目の当たりにできますよ。

11/16/2013

Les Bluesの受難 ~待たれる次の黄金期~

10月の国際親善試合対オーストリア戦で6ゴール(ジルー2得点)を挙げるまで、昨日のウクライナ戦での敗北を含め、負けが込み始めているフランス代表。ドイツ戦では先制しながら逆転され、ウルグアイ戦ではスアレスの一撃に泣き、ブラジル戦では3ゴールを叩き込まれました。


アーセナルとフランスの結びつきはベンゲルが就任してから一層色濃くなりました。アーセナルへの移籍を経て、代表の椅子を勝ち取った選手も多いです。現在、現役フランス代表であるジルー、サニャ、コシエルニーの3人を送り出してるだけに同国の動向は自然気に留めてしまいます。

11/15/2013

3億5550万ユーロのアーセナル

お金がチームの戦闘能力を表すわけではありませんが、チームにどれだけの市場価値があるのかは皆さん興味ありませんか?面白いデータがあったのでご紹介します。以下はプレミアリーグ上位8チームに所属するプレイヤーの市場価格を総額したもので、()の数字はスカッド数です。単位はユーロ。

【プレミアリーグ2013-2014 トップ8のmarket value】

11/14/2013

永遠に思い出に残り続けるゴールに酔いしれる

記録に残るゴールではなく、記憶に残るゴールとして、2009年から始まったプスカシュ賞。2013年度、ノミネートされた10ゴールが先日発表され、来年一月のバロンドールと一緒に発表されます。アーセナルからの該当者はなし。いえ、プレミアからのノミネート自体がゼロでした。でも一体誰が受賞するのか今からワクワクしますね。


私はイブラヒモビッチと予想。さながらプレイステーションのようだった、あの対イングランド戦で見せたロングレンジからのオーバーヘッド。彼のセンスを見んがために、YouTubeの再生回数はどえらいことになっており、私だけで再生回数30はカウントされてるはずです(笑)

11/13/2013

追いかける者と追いかけられる者、今一番速いヤツは誰だ

ここ直近6試合で無敗をキープしているのはサウサンプトンのみです。通年で平均10勝前後しか挙げられず、つい最近まではプレミアにすらいなかった状況を考えると、勝ち点14を上積みし現在3位に位置するこの好成績は、今期のプレミア前半戦を代表するビッグサプライズと言えるかもしれません。


昨年14位だったテオやオックスの古巣は吉田マヤや李忠成が所属することで日本でも知られた存在ですが、それ以上に相当有名選手を輩出しています。引退して、リネカーの番組で名解説者として活躍するシアラーや破格の移籍金でスペインへ飛んだベイルがその筆頭格。アーセナルよりも一年早い1885年に設立されたこのクラブがここまでの躍進を遂げると綺麗に予想できた人はほとんどいなかったのではないでしょうか。

11/12/2013

速射砲とキャノン砲

揶揄しているようであまり好きな表現ではないのですが、FWは水物という言葉を目にしたことがあります。結果が出るときもあれば出ないときもある。ディフェンスの組み合わせは固定で行くのが定石だが、オフェンスの組み合わせは流動的。対戦相手によってラインナップが変わることもあります。

現在のアーセナルには特に前線にけが人が集中しています。攻撃オプションに変化をつけるためにも、彼らの一刻も早い復帰を切望します。

11/11/2013

v ユナイテッド (BPL) ~失った勝ち点6~

願い届かず、万感のMission Completeとはいきませんでした。ぶつかる相手がユナイテッドだといつも以上に手に汗握るのですが、それが結果に結びつかなかったのが残念でなりません。敵地とはいえ、お世辞にも首位ガナーズはいい内容のフットボールをしていたとはいえず、引き分けることすら叶わなかった負け試合を演じてしまったことが運のツキだったのかもしれません。

11/10/2013

v ユナイテッド (BPL) ~おれたちは仲間だろ?~ プレビュー

見てください、ボスのこの誇らしげな顔に将来を案じねばならない懸念など微塵もありません。クラブに貢献し、引退し、レジェンドとなるかもしれない生え抜きの選手たちがここにいます。みんな良い顔をしていると思いませんか?多くを期待されたアーセナルの輝ける未来たちです。

赤のユニホームに袖を通した彼らの姿を見れるのはグーナーとして幸せ以外の何者でもなく、"Class of 92"と例えられるファーギーベイブスならぬ、ガナーズが誇るベンゲルチルドレンの行く末をこれからも暖かく見守る次第です。

11/09/2013

v ドルトムント (CL) ~勝負には負けたが試合には勝った~

堂々のリベンジ完遂です。報復が褒められたメンタルかどうかは別にして、それで狂喜乱舞できる以上、やられたらやり返すの精神は絶対に大切でしょう。負けたままウヤムヤになるのは最悪ですが、次のステージに駒が進んでしまうのも、ケチがついてしまいます。優勝したけどドルトムントには勝てなかった。トロフィーを目指す以上、それだけは絶対に回避しなければいけないテーマです。


実社会で報復を行うのはタブーでも、スポーツとなれば話は別です。負けっぱなしはダメですし、何よりかっこ悪いじゃないですか。受けたダメージを癒すには違う相手では無理です。傷つけられたプライドはドイツの雄ドルトムントを撃破することでしかぬぐえません。

11/08/2013

v リバプール (BPL) ~Keep Pride!!~

大変お待たせしておりました。お届けが遅れに遅れ、はや一週間。体調も万全になり当ブログも再復活です!


ホームの圧倒的観衆の声援を背に、マージサイドの覇者を下しました。好調の3位リバプールに引導を渡した爽快感といったらありません。強い相手に勝てたこと。そうです、相手が下位チームだから勝てていたわけではない。勝てていたのはアーセナルが強いから、それだけです。


もうそろそろガナーズが優勝してもいい頃でしょう。もちろん時期尚早なのは承知していますが、明日の記事でお届けするドルトムント戦(A)での勝利を知ってる今、これが喜ばずにいられますでしょうか。

11/01/2013

青い目をした次代のヤングスター

主将のトッティ抜きでローマがセリエA新記録の10連勝を成し遂げたとか、スペインのクラシコではバルサがマドリーを蹴散らしたとか、CSKA本田の今冬のミラン入りがようやく確実となったとか、FIFAバロンドールにエジルが選出されただけでなく、FIFA年間最優秀監督賞では我らがボスもノミネートされたとか、フットボール界は日々色んなニュースで満ち溢れていますね。


そしてご多分に漏れず、我らがガナーズ関連のものでは、20歳以下に与えられるゴールデンボーイ賞に総勢40名の中からなんと3人が選ばれています。開幕戦で怪我を負い現在リハビリ中のオックス(英)とこちらも怪我で出場機会はゼロの新規加入のサノゴ(仏)、そして成長著しい新鋭のグナブリー(独)です。