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10/25/2013

セスクという名の貢献

バルサに帰還しても今だ愛されるセスク・ファブレガスのコメントを額面通りに受け取れるかは分りませんが、こういうのはやっぱり素直に嬉しいですね。


私もセスクは大好きでスペイン代表がプレイする時はセスクを出せ!
と監督のデルボスケに常に心の中で叫んでるクチですから(笑)



本気で戻ってきてもらいたいです
高級紙と言われるイギリス「ガーディアン」が報じているので、真っ赤なウソというわけではないでしょうけれど、英国誌に向けた発言なので多少のリップサービスはあると思いますが、彼のアーセナル愛はまぎれもなく本物。


みなさん色々な思いがあると思いますが、ガナーズを去るときも、あのタイミングがベストかどうだったかは分りませんが、少なくともベターではあったと思います。


遅かれ早かれセスクはガナーズを去る運命にあり、8年間もよく貢献してくれたと見たほうが彼を好きでいられると思うからです。

翌シーズンは文字通りロビン頼みのフットボールになり、往年のアーセナルらしさが失われてしまいますが、当時は特に平均年齢が低いチームだっただけに、全体の底上げには、ある意味で、主力であり主将であった彼の移籍は(続くロビンも含め)必要なことだったのかもしれません。


また彼はこんなコメントも残しています。




ガナーズの未来であり象徴でもあるラムジーやウィルシャー、ウォルコットにとっては、セスクはおれたちのキャプテン。彼ら若者にとってはガナーズのレジェンドとプレイする機会がなくても、8年の長きに渡りアーセナルを支えてきたセスクと共にプレイする時間はたくさんありました。


もしアーセナルにセスクがいなかったら?


レジェンド達が次々と去り、フラミニ、フレブ、ナスリ、アデバヨールと主力の流出が続いていたガナーズはもしかしたら低迷していたかもしれません。それこそ周りから古豪のレッテルさえ貼られていたかもしれないのです。


でも、セスクを中心として、たとえ優勝こそできなくても、ベンゲルの慧眼かなった若者たちと一緒に、アーセナルここにあり!を欧州全域に証明し続けました。


※彼がアーセナルの主将に就任したのは2008年11月です。ミスターアーセナルのトニー・アダムス以来史上2番目に若いキャプテンでした。


セスクは驚異のインビンシブルズ達成年次に加入しました。たくさんのレジェンドがいた頃ですね。ただし、その後のプレミアタイトルはユナイテッドとチェルシーの2クラブだけが奪い合う独占状態になり、ガナーズがタイトルを制したのは日本の天皇杯のモデルと言われるFA杯(04-05シーズン)のみ。


マージーサイドのリバプールを含めた、ナショナルダービーの一つであるユナイテッドとガナーズの対決は盛り上がれど、かたや毎年のように優勝争いを演じる筆頭、かたや期待を抱かせながらも毎年優勝争いから脱落する惜しい存在。


それでも私が、アーセナルは面白いフットボールをする!と思えたのもセスクがいたからこそです。それゆえに、彼の心境を理解できても、いざとなると移籍はかなりしんどかった(苦笑)


キャリア後半ではバルサへの思いを少しずつコメントし始めていたカンテラ出身のセスクですが、憧れのグアルディオラが古巣を率いるようになってから、その思いはさらに強くなったのではないでしょうか。


バルセロナで15歳までの少年時代をすごし、ロンドンで16歳以降の青年時代を過ごしたセスク。U-17選手権での圧倒的な活躍を見たベンゲルは若きセスクを見初め、将来の中心選手と予見したプロジェクトをクラブフロントに求め、セスクの移籍を実現させました。父のような存在でもあったベンゲルは、キャリア後期、心が揺れる若きキャプテンについてこう評しています。


「私はいつも言うが、彼は二つの愛の間で悩んでいるんだよ。幼い頃に育ったクラブと、一人前の選手として16歳からチャンスを与えられたクラブとの狭間でね。個人的にその気持ちはよく分かるが、我々としては、もちろん彼に完全なコミットメントを求めたいと思っている」


05-06シーズンに当時キャプテンだったヴィエラが去り、大幅な戦力ダウンが懸念されましたが、その抜けた穴は若干18歳の彼が見事に埋めてみせました。それと同じ役割が、故郷バルセロナでも次第に求められてきています。途中交代の頻度も少しずつでありながら増えてきている33歳のシャビの後継者としてです。


セスクは現在26歳のキャリア全盛期を迎えており、12歳の頃からお互いを知り尽くすメッシやピケらと共に、失った覇権をバルセロナに戻そうとしています。


※セスクとシャビではプレイスタイルは全く違うので、この場合の後継者というのはバルサのDNAを引き継ぐという意味合いのほうが近いと思います。


バルサへのセスク移籍前は割とガナーズとバルサが直接やり合うことがあったように思いますが、ここ数年はその対決は実現していません。シーズン前に行うエミレーツカップにスペインのクラブを招待するのもアリですが、やはりここはガチで真っ向勝負するチャンピオンズでの対決を望みます。


その時はもちろん私はアーセナルを応援しますし、残念ですがセスクには負けてもらいます。セスクを通してグーナーになりましたが、ガナーズはセスクが敵であれ負けてほしくはありません。


でも願わくば、セスクに一点決めてもらって、アーセナルが勝つというシナリオを期待しています。どこに行ってもセスクはセスクなんです。



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