このブログでは主観に基づく雑感がほとんどです。アーセナル9割、その他の話題で1割くらいです。そして、今一番やりたいことはエミレーツでの生観戦。毎日更新をできるだけ心がけています。試合がないときはアーセナル以外も取り上げます。

10/30/2013

v チェルシー (COC) ~モウリーニョの盾~

ホーム2連敗です。CLのドルトムント戦に引き続き、キャピタルワンカップにてターンオーバーを使ってきたチェルシー相手に星を落しました。アウェーでは連勝記録を飾っているアーセナルですが、強豪が相手とはいえ、ブルースを返り討ちにすることは出来ませんでしたね。


どうもモウリーニョ率いるチェルシー相手には分の悪さが目立つガナーズです。エミレーツで華を咲かせることは出来ませんでした。悪くはないけれど乗り切れない、払拭できないアーセナルの癖が出たようなゲームになりました。


ロシツキー対エッシェン。共にオーバー30
このカップ戦はホームアンドアウェーではないので、優勝候補同士の好カードの開催地がなんとアーセナルのホームグラウンドに決定したのは、運が味方していたとしか思えません。


残念ながら、モウリーニョ再び!のチェルシーを思う存分叩けという目に見えない後押しを生かすことはできませんでした。


戦前にベンゲルが、モウリーニョのチームと戦うのは常にタフと言っていましたが、全く持ってその通りの結果になりました。


両チームとも、メンバー構成はやはりミックスされていましたね。我らがアーセナルは期待値が高いフェルマーレンやモンレアルがスタメンからの出撃で、バックラインはコシエルニー以外総入れ替え。そしてCOCでレッドカードを消化するアルテタと怪我を負ったフラミニの代わりにピッチでボランチコンビを組むのは、ラムジーとウィルシャーというアーセナルの若手デュオです。


ポドルスキー、オックス、テオという攻撃の主力がいまだ戻れない中で、右のウイングでスタメンに抜擢されたのは、先日のユースのゲームで1G1Aを記録した20歳の宮市亮。にわかに胸が躍ります。ここで結果をきっちり出せば、有効な攻撃のチョイスとして、リーグでのジョーカー的役割を監督から与えてもらえると思います。


ただし、2-0の敗戦。この結果を予想された方はあまりいないのではないかと思います。今期こそはタイトルを獲るという決意とリーグ首位という現実が、いかなタイトルであれ優勝という二文字を切望する私に大きな期待を抱かせてくれていました。


それだけに、正直なところガッカリしてます(苦笑)。


主力級が移籍していない今期は、昨シーズンより全体的な底上げができていますからね。ただし、昨夜は何か歯車がいまひとつ噛み合わなかったガナーズです。カソルラやラムジーが気合の入った鋭いシュートを何本も打つのですが、そのことごとくが枠の外。あわやという決定機が少なかったのも、本来ならファンを唸らせられる攻撃ができるアーセナルに、迫力が不足していた要因の一つでしょうか。


相手GKにシュートが届くのは、交代出場のジルーのファーストシュートまで待たねばいけませんでした。この結果を受けて、アーセナルの日ではない、と言ってしまえばそれまでなのは承知しているのですが、首位にふさわしくないゲームになりました。


直接的には、先制点はジェンキンソンの状況判断の甘さがひきがねになりましたが、彼のすぐ側を追走していたウィルシャーとGKファビアンスキのコーチングがもっと的確であるべきでしたね。


ディフェンスをかき回された末の失点ではなく、凡ミスによるものなので、大きな不安材料ではありませんが、特に久しぶりの出場を果たしたファビアンスキとジェンキンソンの2人にはへんに自信を失って萎縮したプレイをして欲しくないところです。


一方、攻撃の宮市はかなりパスをもらえていましたね。彼のスピードは完全にチェルシーにとっては思い出したくもない悪夢の一つでしょうから、レギュラー格のプレイヤーではないとはいえ、わりと警戒されていたと思います。


ただ、パスの出し手が揃ったガナーズの中盤から彼の前へボールが出ても、タイミングが合わなかったり、競り合いでイーブンに持ち込めなかったりと厳しい場面もありましたが、同時に得点の匂いを感じさせてくれる惜しい場面もいくつかありました。


スピードとスプリントが武器であることは、チームメイトも理解してくれているようです。走らせてもらえるパスが出ていましたからね。ただ彼自身、相手DFとのフィジカルコンタクトで競り負けたり、クロスの精度を欠いたりと要改善箇所があります。


けが人多数の追い風の状況を受けてのスタメンとはいえ、最後はエジルとの途中交代となりましたが、スタメンに混じっての攻撃の一角です。これはまたとない経験であり、今後に向けた弾みになればと思います。


今でこそ復帰が待ち望まれるくらいにまで大きく成長した、同じウイングプレイヤーのウォルコットも数年前は理解に苦しむくらいワンパターンの攻撃しかできませんでした。宮市はチャンスは創出していたので、経験を積む場であるCOCはこれで終わってしまいましたが、今シーズンどこかのタイミングで出場の機会は訪れるはずです。ベンゲルも昨夜の彼の動きには一定の評価をしていると思いますから。


二点目は完全にマタのファインゴール。GKから逃げるシュートですし何よりファーストタッチが柔かすぎて、同胞のスペイン人であるモンレアルが完全に身体を寄せる前に放たれました。


この前後で、ベンチで戦況を見守っていたエジルとジルーを出動させて攻撃のエンジンを上げようとしますが、守りを固めていたブルース相手には時すでに遅し。壊すことはおろか、モウリーニョの盾に傷を付けることも叶いませんでした。


やはり負けてしまうゲームを振り返るのはしんどいですね(苦笑)今期はじめてのノーゴールになった試合になりました。ただくよくよしてもいられません。十数年ぶりのカップを頭上に掲げるチャンスは失われてしまいましたが、本命はリーグです。首位が魅せるゲームというものを、次節の3位リバプール相手に演じてもらいましょう。


そして開催地はまたもエミレーツです。本拠地で負けを更新するのはファンにとって悲しいことです。だから、しっかりと勝ってホームに勝利の美酒を届けてもらいたいと思います。




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