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12/21/2013

元旦まで続く激戦必至のバトルロワイヤルをアーセナルは抜け出せるか?!

クリスマス前に病院を慰問する光景がアップされたり、仮装パーティーで楽しむ選手たちや、レジェンドアンリのインタビューが行われたりと、良い意味でのマイペースぶりが公式サイトを通じて伝わってきます。こうして息を抜くことは大切ですね。特に激戦に次ぐ激戦を乗り越えてきた彼らですから、元旦のカーディフ戦から始まる後半戦に備え、年末最後の休暇で思い思いにリフレッシュしてもらいたいところです。



好きな三人による3ショットです。
そんな中、プレミアリーグの公式サイトに掲載されていたある勝敗予想が目に止まりました。元旦に行われるプレミア第20節までの勝敗予想です。引退した元サンダーランドDFマイケル・グレイより発表されています。


リーグで実際に戦ってきた選手はどのように今期を見ているのか興味が湧きました。上位チームの選手の意見ではなく、下位に沈むチームに在籍していた元キャプテンの意見です。何かとアーセナルをこきおろし、古巣を持ち上げるオーウェンのような変なレンズで分析していない、真っ当な意見が見られると思いました。


以下は、23日開催の17節から1月1日開催の20節までの勝敗予想です。


17節 アーセナル v チェルシー : 1-2
18節 ウエストハム v アーセナル 1-2
19節 ニューカッスル v アーセナル 0-2
20節 アーセナル v カーディフ 3-1


それを受けた8位までの【New Year's Day Table】が以下です。


シティー 44
ガナーズ 44
リバプール 40
チェルシー 40
エバートン 37
ユナイテッド 37
スパーズ 33
ニューカッスル 32


現在の勝ち点が35ですからこれに3勝1敗という結果を足すと、プレミアを折り返した時点で勝ち点44となります。タイトルを獲るための勝ち点のボーダーは毎年大体90くらいに設定されていますから、全体的に少し低いくらいですね。それだけ今期のプレミアの潰しあいが顕著になってきているということでしょうか。


中堅以下のチームが上位を破る光景は、世界三大リーグに数えられるリーガとブンデスではあまり見られるものではありませんからね。ただし、モウリーショのチームが勝つという予想は到底受け入れられませんが、今のガナーズの状況を見ると、確かに一時の飛ぶ鳥を落す勢いのパワーは感じられないのは事実です。


ラムジーはついにゾーンが切れたか、ジルーもチャンスは作れど得点を伸ばせず、エジルという司令塔を加えたチームの攻撃の形も次第に対応されてきているようで、お家芸のパスワークこそ健在でも、それを下支えするポゼッション率が下がってきています。


その分カウンターが決まっていれば話は早いのですが、少なくとも第15節のエバートン戦まではそうではありませんでした。しかし、ジルーとラムジー、エジルの三枚柱以外に有効なスコアラーがいなかった事態を、復帰が待望されていたテオがシティー戦の2ゴールで半分だけ払拭。そして、ポドルスキーがチェルシー戦でいよいよ戦列に戻ってくるという朗報も。


ただグレイには停滞ムードが漂い始めてきている現状をしっかり計算に入れられている感はありますね。前線に2枚戻ってくるのは喜ばしいことですが、何か手を打たねばいけないかもしれません。新戦力の若いサノゴはまだ怪我が癒えず、試合感も何もないので、今期は厳しいかもしれません。もう一つ期待するとすれば、オックスでしょうが、彼もまだアウトです。


守備もメルテザッカーと共に要を形成するコシエルニーの離脱はやはり大きいと言わざるを得ません。彼の代わりにキャプテンのフェルマーレンが出場したことで大きな危機を回避し、戦力的な穴になるのを防げています。が、ドイツ人とフランス人で熟成してきたブロックを、フェルマーレンに代わったことで単純に大丈夫なのか?という懸念。フットボールは計算ではありませんので、-1を+1で完全に埋められるわけではありません。選手が代われば何かが変わります。それが良い方向に転べば良いのですが、センターバックだけに確かに慎重な見方にならざるを得ません。


では他のチームはどうかというと、四試合を全勝で切り抜けたシティーも勝ち点44とガナーズと同じ順位です。つまりグレイの予想通りで行くと元旦時点で並ばれてしまったという事です。第18節でリバプールと対戦する彼らはエティハドでのスコアを3-1でレッズを寄せ付けないようです。規格外の攻撃力で相手を早々に戦意喪失させ守備をする回数を減らす。敵地では嘘のように丸くなってしまうこれまでのシティーですが、これ以上勝ち点を落すわけにもいかなくなってくるでしょうから、この内弁慶ぶりをペジェグリーニがどう改善してくるのかがより強く問われてくるでしょうね。


そのシティーはチャンピオンズの決勝トーナメントではなんとバルセロナと当るめぐり合わせ。双方因縁渦巻く対戦ですが、今のシティーの勢いだとバルサは飲み込まれてしまう可能性があると思います。メッシがいてもいなくても変わりません。バルサの美しい中盤をシティーのプレッシャーがズタズタに切り裂いてしまう絵が現実になるかもしれません。


全てたらればですが、アーセナルを前節3-6で粉砕した重さと速さとしなやかさが揃った彼らのフットボールは、ネイマールを手に入れたバルサであろうと、関係ないように思います。無失点ゲームにはならないと思いますが、私はホーム&アウェーの二戦ともシティーの勝利と予想します。これによりさらに波に乗るのは必定。プレミア覇者を賭けて、最後の最後まで一騎打ちを演じることになるのは、マンチェスターシティーかもしれません。


スアレスとの契約延長に沸くリバプールは19節のチェルシー戦で2-2のドローに終わり、思った以上に勝ち点を伸ばせないクリスマス以後を過ごすことになると予想されていますが、例年にない好位置で首位を追走しています。精神的支柱であるジェラードの離脱は痛いですが、ロジャーズが適切な配置を試み、何とか上手く回してくると思います。冬の補強を公言していますから、今期のリバプールは実際に侮れません。絶頂期のトーレスが在籍していた頃のリバプールを明らかに超えているでしょう。


ただ、1人の才能に頼りすぎている点も誰の目にも明らかです。相棒のスターリッジが二月まで戻ってこれないことを考慮すると、ますますウルグアイ人ストライカーに頼る比重が大きくなりそうです。スアレスはそれをものともしないかもしれませんが、彼を徹底的に封じ込めれば、完封されてしまう危険性を孕んでいると言えます。圧倒的な得点源の存在がリバプールが上位を維持する必要不可欠なピースであることは昔も今もこれからも何も変わりません。


ガナーズが首位で後半戦にターンするのは揺るぎないと信じていますが、追撃してくる敵も強大です。グレイは二日後のチェルシー戦を敗北と見ていますが、ここは絶対勝利を求めたい。キャピタルワンカップの借りを返す必要もありますしね。モウリーニョ率いるチェルシーとは相性が悪いなどと言っていられませんし、ここらで終止符を打ちましょう。私の予想は勝ち点47。四連勝で首位キープです。




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