ましてや、アーセナルプライドを身に纏っているわけですから。こんなことでは、アーセナルは死にません。
円熟の我らが主将。若いガナーズを底から指揮します。 |
いちいちメンタルにブレが生じていては、現在首位に立てているのはフロック(まぐれ)だと、まだ本物の強豪とぶつかっていないだけだから、という揶揄に正面から反論できません。
リーグではMVP級の仕事を毎試合のように重ね、高評価をほしいままにしていたラムジーが昨シーズン欧州2位の対ドルトムント戦において、犯してはいけないエリアでミスを犯し、
結果与えてはいけない先制点を許しました。若さゆえの過ちか、彼のボールロストがゲームプランを狂わせてしまった可能性はありますが、けれど彼に救われたゲームがたくさんあるのも事実。
彼は明後日のクリスタルパレスに先発であれ途中であれ出場するでしょう。私などがわざわざ心配することほど不必要なものはないと思いますが、積み上げてきた圧倒的な自信をここで一気に瓦解させてしまわないように祈るばかりです。
以下のリンクは責任感の強さが表れた言葉ですが、あまり肩に余計なものを背負い込まず、勝ち点3を確実に獲る為に次戦に望んでもらいたいですね。もちろん彼ならできます。だって悪夢を振り払ったわけですから。
ラムジーの発言はコチラ
10/26 クリスタルパレス(A) BPL
10/29 チェルシー(H) キャピタルワンカップ
11/2 リバプール(H) BPL
11/6 ドルトムント(A) CL リベンジの機会!
11/10 ユナイテッド(A) BPL
11/23 セインツ(H) BPL
オールドトラフォードまで出向かねばいけないユナイテッド戦までが連戦も連戦。週に2回ゲームがあるのはむしろ強豪でいられることの証明です。ずっと勝ち続けるのは無理です。03-04のインビンシブルズを成し遂げた時ですら、決して全勝ではありませんでしたし、意外にもCLでは負けています。
色々なところで触れられていますが、個人的にはガナーズの攻撃力は欧州ベスト5にランクインしていると思いますが、一方の守備力は強いアンカーが中盤の底に居座っていないと、今回のドルトムントのような強豪相手には途端に安定感を欠くというもろさがあるのは否めない事実かと思います。
怪我で欠場していた守備職人のフラミニの必要性が叫ばれて、彼の偉大な価値を改めて承認している次第です。ただここはやはり早急に克服せねばいけない問題ですから、マドリーのケディラの獲得が可能なら、ポストフラミニ問題への有効な解と成りえると思います。
その記事はコチラ(フレンチコネクションからドイツコネクションへ?)
強いチームには存在感のあるアンカーが必ずと言っていいほど在籍していますからね。フラミニが抜けた途端にバックラインとの距離が一定せず、バイタルががら空きになってしまう事態を避けるためにもCFの枚数UPと同程度の緊急性が高い事案かと思います。
いくら矛が強かろうと盾が弱ければ試合には勝てないと思います。バイエルンにしろバルセロナにしろ、その強さが抜きん出ているのは、前提として守備がきちんと整備されているからこそ。いい攻撃はいい守備がなくては成立しませんからね。
戦後のクロップ監督の言葉です。
「今日の一番の収穫は、残り8分で得点し、グループの主導権争いに戻れたことだ。自分たちが一流チームかどうかなんてどうでもいい。重要なのは一流チームをいかに破るかだ。私のチームはあらゆる状況で奮闘していた。アーセナルの方がいいチャンスをつくっていたが、我々はアーセナルに対してゲームを支配するためにここへやって来たわけじゃない。結果を出しに来たんだ」
さすがクロップだと溜息が漏れます。本質を見事に突いている冷静な発言で、そこにはおごりも昂ぶりも微塵も感じられません。
そんな彼らを来月6日にもう一度敵に回すことになります。アウェーとはいえ結果を手にしたいガナーズです。同じメンバーで望むのか、ポドルスキーやウォルコット(回復がさらに遅れたようす)はまだまだアウトでしょうか。
フラミニが戻れるくらいで、他はメンバーをいじらないで望むかもしれません。勝てないなら負けないフットボールをしなくてはならない、とはベンゲル監督の言葉。貴重な勝ち点を落すくらいなら引き分け狙いも戦術の一つ。グループで首位通過することが目的ではなく、CLファイナリストになることが目的です。
残念ながら、英独のフットボール代理戦争はイングランドの負けに終わり、監督の誕生日も勝利で祝うことは出来ませんでしたが、それでもアーセナルは死にませんし、これからも変わらずに、自分たちの信じる道を突き進むだけです。結果はおのずと付いてきますから。
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