このブログでは主観に基づく雑感がほとんどです。アーセナル9割、その他の話題で1割くらいです。そして、今一番やりたいことはエミレーツでの生観戦。毎日更新をできるだけ心がけています。試合がないときはアーセナル以外も取り上げます。

1/07/2014

v トットナム (FA) ~BUTTERFLIES IN LONDON NIGHT ~ 

誰が活躍しているのかが分かりやすい試合でした。アーセナルにとって永遠のライバル、トットナムをホームに迎えた戦いです。決めてほしかった二人による二得点。そして極上のクリーンシート。試合終了後に発表される数字上のスタッツは拮抗しつつも、スパーズにロンドンは譲らない、そんなプライドを体現するかのごとし選手たちの熱い活躍で、アーセナルは快勝。順当にFA杯四回戦へ駒を進めました。

何も恐れるものがない若手グナブリーの躍動。カソルラによる逆側のネットへ突き刺す強烈な一撃。宙を舞ったロシツキーの華麗なループシュート。三者三役の特徴がはっきりと出ていました。


テオも全てのシュートを外しこそしたものの、彼の効果的な走り出しや味方を生かす動きは及第点を与えられる十分な出来でした。ただ、今朝のニュースで彼が全治六ヶ月の怪我を負ったことを知り驚きましたが、ブラジルワールドカップでテオの快速を見ることができないことは残念でなりません。


シーズン序盤に怪我をして長期離脱、カムバックを果たしこれから後半戦だと意気込んだ矢先の大けがです。彼に関わる全ての人間の落胆が見て取れます。もちろん本人も。


アーセナルの戦力的にも大打撃で、恒例行事とかしている離脱者が今年も後を絶ちません。FW登録してるプレイヤーは、これで怪我明けのポドルスキーだけという目も当てられない悲惨な状況になりました。オックスの復帰も迫っていますが、経験豊富なテオの代わりを果たせるかどうかはまだまだ未知数なところもあり、被ったダメージは悲願のタイトルを狙うガナーズにとって非常に大きいです。


柱としてベンゲルが計算しているジルーの復帰が一番早そうなのは何よりですが、こうなっては、もはや冬の移籍市場で流石に静観を決め込むことは難しくなってきたのではないでしょうか。ほぼ同じタイミングで同ポジションが全滅に近い憂き目にあうなど、年が明ける前は想像すらできなかった異常事態です。主力ディフェンス陣が総崩れになった去年のドルトムントを笑えません。


このひどい有様を受けて、各媒体で様々な選手の獲得の噂が上がりますが、どうなるかは予断を許しません。ボスが元々チェックしていたとされるレヴァンドフスキは先日バイエルンへの移籍が発表されたばかりです。


もともと既定路線だっただけにそれほど真剣だったとは思えませんが、アーセナルの前線を支えてくれる強力な助っ人が誰になるのか、ワールドカップをおよそ半年後に控える中で、首位チーム加入となる移籍が実現するのか困難な仕事になるでしょうね。


移籍してくる選手にとってもクラブにとってもwin-winにならなければ意味がなく、下手をすれば博打になる可能性もありますから。短期的な補強として大成功した例は英雄アンリの復帰が11-12シーズンにあります。現在、米国MLSもシーズンオフ。時期もちょうど同じタイミング、果たして。


さて試合に戻ると、なかなか昨シーズンの眩い輝きを取り戻せずにいたカソルラがリバプール戦以来の待望の得点を決めました。派手なガッツポーズが出ましたね。試合内容がオープンになりがちのダービーにおいて、先制点は非常に貴重です。前半31分、ペナルティエリア内に侵入しシュートの機会を伺っていたグナブリーでしたが、そんな18歳の彼のラストパスを要求していた小柄なスペイン代表が見事にこれ以上ない結果を出しました。


アーセナルでの引退希望を口にする愛すべきベテランのロシツキーも負けていません。ピッチのほぼど真ん中で相手につっかけ、不用意なボールロストを誘い、そのまま独走、嬉しい今季初得点を決めた背番号7も同様です。契約延長問題などもあり結果に飢える彼がこんな絶好機の中、決めればヒーローになれるシュートを外すわけがなく、小さな放物線を描いたボールは名手ロリスを破る貴重な追加点になりました。両軍合わせたピッチ上で最年長ながら誰よりも走った彼に、最高の舞台が用意されていたわけですね。


スパーズ撃破の直接の立役者はこの三人です。ピッチを舞い続け、全グーナーにプレゼントしたノースロンドンダービーでの大きな歓喜。ただ、ライバルを蹴散らした事実はもう過去のものです。彼らが手負いのアーセナルをこれからどれだけ勝利に導けるか。奇跡を呼び込めるのは、全員の意識が一つに集約されるこういう時なのかもしれません。


すぐ後ろにはシティーが追走してきています。それだけでなく、一試合落とすだけで一気に順位を大きく落としてしまうのがプレミア今季の特徴です。強烈な逆風がガナーズを襲っていますが、これが最後の試練だと信じたいところです。タイトルを獲るのはいかほどに長く険しい道を通らねばならないのかがよく分かる試合となりましたが、だからこそ優勝という二文字が、燦然とその価値を輝かせます。


GET WELL SOON,THEO!!来期の爆発を期待します。




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