このブログでは主観に基づく雑感がほとんどです。アーセナル9割、その他の話題で1割くらいです。そして、今一番やりたいことはエミレーツでの生観戦。毎日更新をできるだけ心がけています。試合がないときはアーセナル以外も取り上げます。

10/08/2013

v WBA (BPL)~Great Strike!!~

ホーソンズに乗り込み、お得意様WBAとの対戦。

過去ガナーズに在籍していた

懐かしのアネルカが敵チームにいますね(笑)



プレミア5連勝中のアーセナルは、

縁起のいい黄色のアウェーユニホームを

身に纏いカモ狩りに望んだわけですが、

2位以下を突き放す貴重な勝ち点3はゲットならず。



スコアが頻繁に動くスリリングな乱打戦にはならず、

見ててウットリするような個人技の応酬もなく、

守備固めからのカウンターの打ち合いでもなく、

お互いに好機が幾度となくあった

タフなゲームになりました。



もしかすると、

バギーズ側も勝てたと思えた試合かもしれません。

実際スコアは1-1のドローだし、

ガナーズそのものも前節までの好調ぶりからすると、

ガス欠とまでは言わないまでも、

全体的にどこか元気のなさが

印象に残る試合運びでしたから。




さてゲームのほうに話をフォーカスすると、

サニャの代わりに出場したライトバックのジェンキンソンが

まあまあブレーキになっていたようですね。

サニャの控えが彼というのは

経験や能力的に見て、少し厳しいのかもしれません。




時に光るプレーを見せてくれても、

もし好調不調の波というものがあるのだとしたら、

彼は不調のほうがまだまだ大きく、

残念ながら一軍レベルとは言えないと思うんです。





ミラン時代に経験がある右SBを

貴重なフィルター役であるフラミニに

受け持ってもらうという奇策も

ありかなーと思ったのですが、

智将ベンゲルはそうはしなかったですね。




75分のウィルシャーからのジルーへの

30m超のパスはやっぱりセンス抜群だと

思わせてくれます。

解説者も思わず、「ラブリーパス!!」って

叫んでいますしね(笑)



あと、PA内で起きた76分のウィルシャーへのタックルは

足を刈ってる時点で誰が見ても、

100パー間違いなくファウルだと思うんですけどね。



これで足を破壊されてれば

怪我でピッチに立つことができなかったシーズンの

繰り返しになってしまいます。



彼はベンゲルが託したガナーズの未来ですから、

タックルした選手には止むことのない

強烈な批判が巻き起こったはずです。




結果、逆転ならず1-1の痛みわけに終わった、

第7節のプレミアリーグ。

まあ今日みたいに、

うまくいかない日だってあると思います。



ホームであろうがアウェーであろうが、

いくらバギーズをお得意様にしているとはいえ、

あくまでデータはデータに過ぎないですからね。

絶好調ラムジーの交代、

不可解な判定、

右SBの采配ミス、

2年ぶりのベントナー出場と

色々なことが起きましたし。




ところで、嬉しかったのはロシツキーの

スパーズ戦以来になる

1ヶ月ぶりのプレミア出場です!

チェコの7番のプレーはファブレガスの次に

魅了していた私なので、

エジルとの共演が実現したのは胸躍りました!




アシストやゴールこそありませんでしたが、エジルは好調をキープ






















すでにトップ下は彼の指定席になりました。

タッチ数92は2位アルテタの84を上回ります。

敵のプレッシャーが強い前線でこの数字ですから、

彼がいかにスペシャルかよく分りますね(^-^)




ロシツキーの落としがなければ同点ゴールは生まれませんでした






















33歳になったロシツキーですが

アーセナルへの献身性と

「モーツァルト」と評される天性の技術は本物。

過去大きな怪我に見舞われ、

一年丸ごと棒に振ったシーズンもありましたが

輝きはいまだ健在です。



59分に途中出場を果たし、

難しい試合の中でシュート数2を記録しています。

長いシーズンは始まったばかり。



まだまだ彼の力は必要で、

スタメンでなくても

ベンチにいるだけで

仮に劣勢に陥っても

窮地を救ってくれるかもしれないという

並みの選手では到底持てない

特別な期待感が彼にはあります。







好調を維持しているリバプールに並ばれこそしましたが、

この敗戦で焦ることはないと思いますし、

連勝を伸ばせなかったことと、

アウェーで返り討ちにしてきた価値ある

連勝記録を更新できなかったことも残念ですが、

次節のノーウィッチ戦ではまたやってくれるはずです。




守備でもセットプレーで先制点を取られてしまいましたが、

スチェスニーの好セーブで険なアネルカの決定機を防ぎ、

カウンターをゼロに押さえ込んだことからも、

守備のほころびは見られません。



失点シーンはマークの受け渡しが甘かっただけで、

充分修正できるポイントです。




日程に恵まれ

次節まで2週間近くゲームがありませんから、

この間にチームは再び元気に立て直るでしょう。




決して強豪とはいえないアストンヴィラ相手に、

ホーム開幕戦でまさかの敗戦を喫し、

ベンゲル体制の限界が声高に吹き荒れたものの、

周囲の雑音を黙らせることをやってのけきたのですから。




そして何よりも、

ブレークに入る前に、

渦中のウィルシャーが自らの得点で

ドローに持ち込んだのはとても大きかった。

マイナスのメンタルを後に引きずらないためにも

とてつもなく必要なプロセスだったと思います。



喫煙は身体に害があることが

世界のどこであっても例外ではなく、

トップアスリートであれば自制は当然です。



とはいえ、彼を弁護するわけではないですが、

過去を見渡せば、フットボール界では、

たくさんのスタープレーヤーが

同じような過ち、

もしくはそれ以上のものを犯してきました。



21歳ですから事実まだ若者です。

ただ、幼い頃から

アーセナルに育ててもらい身につけてきたプロ意識は

絶対に備わっているのも事実だと思います。



若気の至りという言葉はもはや通用しませんが、

2度とすまいと反省も

きっと素直に飲み込めているはずです。




今節、

懲罰の意味を込めて、

ベンゲルはウィルシャーを外す措置も取れたと思うんです。

でもそれはしなかったし、



交代枠を1枚残してでも、

渾身の一撃こそ放ちましたが、

それ以外はプレーが不安定な出来に終始した

彼をフル出場させたのは、

やはり結果で雑音を封じ込めてこいという

親心からくる期待のメッセージなのかと思います。




10番を信じぬいたベンゲルの優しさには脱帽です。


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