大変お待たせしておりました。お届けが遅れに遅れ、はや一週間。体調も万全になり当ブログも再復活です!
ホームの圧倒的観衆の声援を背に、マージサイドの覇者を下しました。好調の3位リバプールに引導を渡した爽快感といったらありません。強い相手に勝てたこと。そうです、相手が下位チームだから勝てていたわけではない。勝てていたのはアーセナルが強いから、それだけです。
カソルラ、咆哮! |
リバプールとの対戦成績は我らがアーセナルが勝ち越しているとはいえ、リバプールの今期の強さの前にはかなりの苦戦は必至。
特にプレミア屈指の無類の攻撃力を誇る二人のアタッカーは警戒度S。ボスが信頼するメルテザッカーとコシエルニーのCBコンビも、彼らには相当手を焼かされることは戦前からじゅうぶん分っていました。
しかしほとんど何もさせず、リーグ戦2試合連続のクリーンシート達成。前半のカソルラと後半のラムジー弾で幕です。やはり好調を維持するチーム同士、切り替えが激しい見ごたえ充分なトランジションゲームになりましたね。
ロングボールだけが飛び交う試合はつまらないので好きではないですが、プレミアの醍醐味もいろいろあれど、それが凝縮されているような90分間でした。
チェルシーやスパーズの試合結果を抜きにして、もし結果が逆であったら、3位以下に転落していたかもしれない、大事な一戦でした。
エジルという大型補強やフラミニの復帰、昨シーズンより引き継がれたスカッドを考慮すれば、今年は去年より強くなっていると考えるほうが自然です。それだけに開幕戦のヴィラを落とした以降、破竹の連勝街道をひたはしるアーセナルの戦いっぷりには、各方面からの賞賛が飛び交いましたね。
ゾーン状態が未だ継続中のラムジーや、良くも悪くもウィルシャーの喫煙騒動や超絶美技などもあり、何かと派手なアーセナルの話題を目にしない日はありませんでした。そんな中で迎えたライバルとの上位対決。Top Of The Leagueの座を死守するためにも決して負けるわけにはいきませんでしたが、もうひとつ大きな理由があったのを、私も含めた全てのグーナーは理解しています。
そう、今期のスケジュールは例年に比べると比較的与しやすい相手との対戦ばかりだったことです。もちろん世界一激しいと言われるプレミアですからどこであれ相手を舐めることはできませんし、下位が上位を食うようなジャイアントキリングも時として起こりえます。アーセナルのフットボールは美しい、すごいなどと言われても、下位チームがほとんどだったのは誰の目にも明らかな事実ですからね。
先のチャンピオンズでのドルトムント戦、キャピタルワンカップでのチェルシー戦、してやられた苦い記憶。しかも両方ともホームでの敗戦だったことがケチのつけ始めとなり、待ってましたとばかりに叩きにくる者たち。手の平を返されるのはアーセナルの歴史を見てもよくあることなので、もはやまた来たかの思いしかありませんが、それだけに全ての批判をシャットアウトする舞台が求められていました。
イングランド代表のキャプテンジェラードを擁するリバプール、相手に不足はありません。近年は優勝はおろか、CL出場権を得ることが最大の目標であるかのような”らしくない”リバプールでしたが、監督がロジャーズに変わってからは、リバプールがするフットボールがどういうものを志向してるのかが分りやすくなってきました。
的確な補強を敢行する中で、トーレスが抜けてから攻撃力の低下を心配されたレッズに宿った新たな矢。SASなる二つ名で呼ばれる二本の槍に多くのチームの守備陣がズタズタにされ、仕留められてきました。
一度はポストに嫌われた自らのリバウンドをボレーで叩き込んだカソルラの執念、強烈なインステップでレッズ守備陣に風穴を開けたラムジーのミドルシュート。走るファンタジスタの異名の通り、最年長ながらピッチを所狭しと走り回るロシツキーが攻撃陣を背中で鼓舞し、カソルラとエジルを加えたテクニシャン集団の先頭を走っていたのは、もうすごすぎると唸らされるばかりです。
新たなけが人リストにフラミニが加わってしまってもなお、今のメンバーでこれ以上ない結果を出し続けるベンゲルのチームを誇らしく思います。
さて、勝利に浸る余韻の間もなく、次節はユナイテッドです。香川が出場するかどうかにスポットが当っているこのカードですが、誰が出てこようがアーセナルはユナイテッドを踏み台にして磐石の態勢をさらに整えるだけの話しです。11-12シーズンで、ユナイテッドにつけられた惨敗の記憶のリベンジをきれいに果たすことも必要です。勝てばいいのではありません。そこには感情がありますから。
なにより男と男の真っ向勝負ですし、プレミアで人気を二分する両チームの直接対決です。そのままにしておくことはできません。受けた借りはのしをつけて返しましょう。
応援してくださると励みになります^^
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