このブログでは主観に基づく雑感がほとんどです。アーセナル9割、その他の話題で1割くらいです。そして、今一番やりたいことはエミレーツでの生観戦。毎日更新をできるだけ心がけています。試合がないときはアーセナル以外も取り上げます。

11/16/2013

Les Bluesの受難 ~待たれる次の黄金期~

10月の国際親善試合対オーストリア戦で6ゴール(ジルー2得点)を挙げるまで、昨日のウクライナ戦での敗北を含め、負けが込み始めているフランス代表。ドイツ戦では先制しながら逆転され、ウルグアイ戦ではスアレスの一撃に泣き、ブラジル戦では3ゴールを叩き込まれました。


アーセナルとフランスの結びつきはベンゲルが就任してから一層色濃くなりました。アーセナルへの移籍を経て、代表の椅子を勝ち取った選手も多いです。現在、現役フランス代表であるジルー、サニャ、コシエルニーの3人を送り出してるだけに同国の動向は自然気に留めてしまいます。


このユニホームは好きですね
古くは現UEFA会長の将軍プラティニをはじめ、パパン、カントナ、ジダン、トレゼゲ、アンリにヴィエラとビッグネームばかり。


今ではUEFA欧州最優秀選手賞に輝いたリベリーを筆頭にベンゼマ、ナスリ、サニャ、ジルー、エブラ、マテュイディと各国リーグの上位クラブでスタメンを張る面子が各ポジションに揃っています。


1998年のW杯優勝、続く2000年のユーロ優勝とメジャータイトルを連続で獲得したジダン時代に過去最高の栄光があったのは誰もが認めるところでしょうか。圧倒的なトリコロール、華麗な中盤、最高の選手が率いるチーム、などと最強フランスを讃える声が飛び交い、その当時の世界のトレンドの中心地はブラジルでもドイツでもスペインでもなく、シャンパンサッカーと評されたフランスにありました。


そんなフランスの受難です。あの頃のアンタッチャブルな快進撃はもはや見る影もありません。もはや、光の後に影。スキャンダルにまみれた泥のような屈辱もあります。全てにつけスペシャルだったジダンというタレントこそいないものの、真のワールドクラスにまで駆け上がったリベリー以外にも実力者は他の強豪国に全くヒケを獲っているとは思えません。しかし、どこかリズムに乗り切れていない。


近年力を着実に伸ばしてきている新興勢力のウクライナを相手に、母国より寒冷な敵地に乗り込んでの戦いとはいえ、先勝できなかったことは今のフランスの現状を見ると後々まで尾を引きそうで非常に危ういです。過去、様々な選手の口から勝ち方が分らなくなったという言葉を目にしたことがありますが、フランスにはそうあってほしくありません。


この結果を受けて、19日に行われるプレーオフ第二戦への祈るような期待と張り詰めるような緊張感が極度に高まるのは言うまでもないのですが、スタッド・ド・フランスにまで駆けつけてくれたファンだけでなく、窮地のフランスを応援している人たちのためにも、ここは過去FIFAランク1位になったことのある強豪国の意地を見せてもらいたいところですね。


かたや、ポーランドとの共催だった2012年ユーロを除けば、2006年のW杯ベスト8以外に国際大会での目立った功績が何もないウクライナにも負けてもらいたくないですし、敗者復活の道を用意してくれてることに国を挙げて感謝はすれど、救済の後に絶望があれば、これこそがプレーオフの残酷なところなのでしょう。ただ、やはり私は本命を応援します。何と言ってもガナーズの選手がいますから。


追い詰められたフランス。果たして、たった三日で母国に歓喜をもたらせる救世主が現れるのでしょうか。熾烈なヨーロッパの戦いは見る者にも消耗を強います。とりわけフランス国民は、夜も眠れぬ三日間を過ごすことになるはず。負ければ即ジ・エンドです。次がくるまで4年もあります。過去イングランド不在のW杯もあり違和感を感じましたが、やはり今回も感じることになってしまうのか。


フランス人ではない自分も緊張してきました。スウェーデン対ポルトガルも気になりますが(先勝はポルトガル)、私の注目は黄金時代のキャプテンを務めたデシャン率いるレ・ブルー。そしてアーセナルで代表の座を射止めた三人の誰よりもまばゆい活躍を信じています。色々あったけど、やっぱりフランスが来たか!って思わせてほしいですからね。




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