このブログでは主観に基づく雑感がほとんどです。アーセナル9割、その他の話題で1割くらいです。そして、今一番やりたいことはエミレーツでの生観戦。毎日更新をできるだけ心がけています。試合がないときはアーセナル以外も取り上げます。

11/13/2013

追いかける者と追いかけられる者、今一番速いヤツは誰だ

ここ直近6試合で無敗をキープしているのはサウサンプトンのみです。通年で平均10勝前後しか挙げられず、つい最近まではプレミアにすらいなかった状況を考えると、勝ち点14を上積みし現在3位に位置するこの好成績は、今期のプレミア前半戦を代表するビッグサプライズと言えるかもしれません。


昨年14位だったテオやオックスの古巣は吉田マヤや李忠成が所属することで日本でも知られた存在ですが、それ以上に相当有名選手を輩出しています。引退して、リネカーの番組で名解説者として活躍するシアラーや破格の移籍金でスペインへ飛んだベイルがその筆頭格。アーセナルよりも一年早い1885年に設立されたこのクラブがここまでの躍進を遂げると綺麗に予想できた人はほとんどいなかったのではないでしょうか。


緑が勝ち、赤が負け、灰が分けです
だからこそプレミアは面白いです。これで仮にセインツとガナーズの順位が逆であったなら、世界中を駆け巡る話題性の強いニュースになっていたはず。


リーガやブンデスのように毎年優勝争いに絡むのは2チームか多くて3チームに絞られてしまう出来レースよりも、実力伯仲とまでは言いませんが、クラブ間に著しい戦力差がなく、ジャイアントキリング発生率が他国より高いプレミアにはこうした混沌とした醍醐味があるように思います。


昇格組みのスウォンジーやストークが前半戦の台風の目になったシーズンも過去にはありました。彼らの分析が充分ではないためか、彼らを舐めてかかってしまったためか、彼らに失うものがないからか、古豪名門強豪と言われる多くのクラブがニューカマー相手に、予想だにしなかった大きな傷を負わされています。


アーセナルもその例外ではありませんでしたね。今振り返るだけでも、あそこを落さなければ優勝争いにもっと関わっていられたかもしれないターニングポイントがいくつかあります。まあ非常に苦い教訓です。


話を戻すと、首位こそ我らがガナーズですが、直近6試合だけで見れば首位はなんとセインツ。ちなみにアーセナル、ユナイテッド、リバプールが勝ち点13の僅か1ポイント差で後塵を拝しています。アウェーの戦績だけを切り取れば、確かにガナーズはぶっちぎているのですが、いかんせん先日のユナイテッド戦で返り討ちにあった結果がこのデータに反映されてしまっています。


一方、今期から新監督が指揮するチェルシーとシティはホームでの結果だけでいくとすこぶる優秀なのですが、いかんせん内弁慶。強そうに見えて案外勝てていません。アウェーでのツケが4位と8位に居座ることを余儀なくされています。リバプールは上記2クラブより敵地での成績がほぼ五分な分、現在我が軍のすぐ後ろをピタリと追走中。


次節はエミレーツでその3位のチームとぶつかります。彼らを叩くことに成功すれば、勝ち点28と頭ひとつ突き抜けます。ただしこれは裏試合のリバプールvエバートンの結果次第です。イングランドきっての熱狂渦巻くダービーマッチ、マージーサイドダービーでは、2位レッズが宿敵の本拠地グッディソンパークに殴りこみにいくわけですが、アルテタは確実に古巣の勝利を二重の意味で願っているでしょうね。


ここでレッズが星を落せば勝ち点23まで上がってくるライバルと並んでしまい、そうなるとジェラードを中心に忸怩たる思いが嵐のように巻き起こるのが容易に予想できますが、ファンではない身からすればこれはこれで興味深い一戦になりそうです。


アーセナルが後続を一気に突き放しにかかるためにも、好調サウサンプトンは非常に大事な先頭争いになります。お互いに近い順位なだけに勝利は前節以上の価値を持ち、自らの手落ちで二度目の連敗(CLとCOC)になることだけは絶対に阻止せねばいけません。チェルシーとユナイテッドは次節アウェーですが下位との対戦を落すとは考えられず、相手がどれだけ好調であろうと、ドローでは許されないわけです。


この二週間がどのように影響するか、ユナイテッドに打ち負かされたことが逆に良い発奮材料になり、再び足元を見つめ直す良いきっかけになってくれるのを望みます。11月が終了した時点で首位であれば、ベンゲルの言うように優勝の二文字を意識し始められるかもしれません。もちろん冬のチャンピオンという肩書きには何の意味もありませんが、そういう見栄やプライドが少しくらいあったほうが勝負は面白いと思いますがどうでしょうか。




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