このブログでは主観に基づく雑感がほとんどです。アーセナル9割、その他の話題で1割くらいです。そして、今一番やりたいことはエミレーツでの生観戦。毎日更新をできるだけ心がけています。試合がないときはアーセナル以外も取り上げます。

12/12/2013

v ナポリ (CL) 2ndレグ ~残酷な仕打ちの果てに待っていたもの~ 

勝ち点12を得ていながら自分たちの未来をコントロールできなかったナポリに敬意を表します。これ以上の勝ち点の上積みも得点の上積みもできないグループリーグ最終節、ホームのサン・パオロで3点必要だった彼らが攻めてくることは自明でしたが、耐えきったアーセナルにも敬意を表します。


これだけ競ったグループは誰かが必ず涙を流します。1強3弱でも、2強2弱でもなく、始まる前は各国の猛者が集った完全なる4強。結果マルセイユだけが勝ち点0に終わり、他の3チームは横一線の勝ち点12。しかし、天国と地獄の間に明確な線引きを行い、未来の行方を決めたのは両者の得失点差でした。


誤って記事を全部消してしまい今日は少なめです(涙)
激戦でした。アルテタのレッド以降は特に生きた心地がしませんでしたが、みなさんも同じ気持ちだったでしょうか。


かろうじて首の皮が繋がったとはいえ、ギリギリまで追い詰められたのは紛れもない事実。アーセナルらしいフットボールはほとんど見る事も出来ず、タイムアップを告げるホイッスルをこれだけ強く待ち望んだこともあまり記憶にありません。


アウェー戦に望んだアーセナルですが圧倒的有利なポジションにつけているのは確かで、どこかゆったりとした目で試合観戦を決め込んでいましたが、思いが入ったイグアインの1点で私の甘い考えは目が覚めた思いです。勝ち点12で敗戦を余儀なくされ、戦後人前で涙を憚らなかったアルゼンチンのエースストライカーの心情は「不条理だ」という言葉に投影されていますね。


両サイドバック以外、25歳以上のイレブンで固めてきたベンゲルです。勝てばともかく、引き分けでも、負けても3点入れられない限りは、無事通過できた状況を考えると、試合前日の記者会見で安定をキーワードに挙げていた指揮官ですから、使った二枚の交代枠もラムジーとモンレアルと攻めを必要以上に意識させない勝負師としての顔が垣間見えます。


カウンター策も期待のテオが結局ピッチに送り出されなかったので、交代により、さらに守備力を上げるという戦術にシフトしたのは間違いないでしょう。変わったサイドハーフもその二人ですからね。攻めなければ何も始まらないナポリが相手ですから、走力に長けたテオが裏を狙ってナポリの追加点をけん制するという考えを戦前に私は持っていましたが、ボスはそのような措置は取りませんでした。


強すぎるもの同士が同じステージで真っ向ぶつかり合うとこういう結果を生むのですね。分っていたこととはいえ、現実は非常に残酷です。来年に切り替えたいナポリとしては後に引きずるものがないよう打倒ユーべの共通認識の下、自国リーグのセリエAでこの勢いを発揮し頑張ってもらいたいと思います。


UEFA係数ランキングを見ると、イタリアの凋落が著しい今、ドイツとの順位が完全に入れ替わり、来年参加できるセリエのクラブは確か1にまで減少したでしょうか。となると、やはり首位ユーべを突き落とす必要があります。でも、昨日見せた気迫と気持ちの入った強いナポリなら勝ち点8差でも逆転する目もあるはずです。


さて、これでグループ二位通過を決めたアーセナルは14季連続のベスト16進出が確定しました。トーナメント1回戦の相手は、一位通過をしたバイエルン、バルセロナ、マドリー、アトレティコ、PSGのどれかです。同国同士の対戦は回避されるのでユナイテッドとチェルシーはなし、同グループだったドルトムントともなしです。


そう、次に待っているのも茨の道です。負ければ地獄、進んでも地獄。スペインの上位3チームと、ドイツの前年優勝チーム、そして精鋭揃いのパリとなれば、12月16日の抽選結果を待たずして、今からあれやこれやと色んな対戦シミュレーションが行われるでしょうね。規定上不可能ですが、まだ英国対決が実現されていたほうが幾分マシだったかもしれません。


次はどこがきても泣くか笑うかだけで、もう複雑な計算はありません。欲しいものは結局すべてを倒さないとたどり着けないいただきにあります。ファイナルの舞台はリスボン。2014年5月24日に向けて、ベスト16の第一戦に意識を傾けていきましょう。




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