このブログでは主観に基づく雑感がほとんどです。アーセナル9割、その他の話題で1割くらいです。そして、今一番やりたいことはエミレーツでの生観戦。毎日更新をできるだけ心がけています。試合がないときはアーセナル以外も取り上げます。

12/17/2013

DEAD OR ALIVE!! ARSENAL IS…

スイスはニヨンで行われたチャンピオンズリーグベスト16の組み合わせドロー。その結果、二位通過のアーセナルの相手は、シードされた欧州覇者のバイエルン・ミュンヘンとなりました。二年連続同じ相手だとしても、奇しくもという言葉を使うことすらもはや適さない感じがするドローとなりましたが、上のお偉方の思惑でクラブ同士の因縁をぶつけさせあっているのはもはや恒例行事ですね。


とはいえ、欧州の16強となると、いつもと同じ顔ぶれが結集するのは至極妥当な話で、今回の結果を受けても、特別な驚きはないどころか、王者を倒せる絶好の機会と前向きに捉えています。


昨シーズンベスト16、死闘のワンシーンです
一線級の選手を複数抱える巨大戦艦の如しバイエルンがタレント揃いのシティーと際立って異なる点は、自国選手がレギュラークラスだということでしょうか。


ドイツ人のプライオリティーがバイエルンであることの何よりの証明ですね。近年急速に力をつけ、ブランド化してきている名門ドルトムントもまだバイエルンの格には及ばないということなのでしょう。生え抜きとして愛されてきたゲッツェの禁断の移籍が全てを物語っているように思います。


先日のプレミアでガナーズを3-6で負かした強力な傭兵部隊を擁するシティーに比肩する充実のスカッドは、年齢的にもバランスが取れており、穴らしき穴などどこにも見当たりません。質実剛健という歴史の上に成り立つスタイルに、今期グアルディオラという新しいカラーが入ったこの盟主に対抗できるチームは世界を見回してもほとんどいないのが本当のところなのかもしれません。


とはいえ、10月3日チャンピオンズグループステージ1stレグでは、無敵のエティハドを完膚なきまで制圧し粉砕する一方で、本拠地アリアンツ・アレーナでまさかの意趣返しにあうなど、無敵と慢心が紙一重にあるところが唯一アーセナルが突けるウィークポイントかもしれません。


まあグループリーグの首位通過は早々に決めていたので、このショッキングな敗戦もバイエルンからすれば折込済みの想定内なのかもしれませんが。そうだとしたら、プレミアで首位につける今のアーセナルとて、少々分が悪い対戦相手と認めざるを得ませんね。それほどまでに、歴代最強といわれる現在のバイエルンは攻守ともにスキがなさすぎます。


一方で、アーセナルに目を移すと、ボスも指摘していますが、シティー戦では回避できるはずのミスが多すぎました。バイエルンがそれを当然見過ごしてくれるわけもなく、一発で沈められるでしょう。自軍エリアでのパスミス1回=1失点です。ファイトすることはいいのですが、熱くなりすぎて周りが見えなくなり、自滅を招くミスだけは避けてもらいたいところです。


若くしてガナーズの10番を背負うウィルシャーですが、セスク在籍時のバルセロナ戦で見せたように、ガナーズの未来をプレイで夢見させてくれる一方で、彼の精神的なムラがチームのバランスを瓦解させることに繋がるのが要注意です。心はホットに頭はクールに。そのあたりはアーセナル一の頭脳派であるアルテタに任せられるかもしれません。


決勝トーナメントはホームアンドアウェー方式です。1stレグはロンドン。すでに様々なところで指摘されていることですが、第一戦をホームで戦えるメリットは計り知れません。だからこそ、ここをドローで終えてはいけません。圧倒的アウェーの中、ドルトムントにこそかろうじて勝ちましたが、これがバイエルンとなると、話は別です。


アーセナルを愛する一人のグーナーですが、流石に勝てるイメージが湧いてきません。W杯でも第一戦の対戦相手や戦う順番がどれだけ重要かが語られるくらいですから、バイエルンといえど、最初にエミレーツで彼らを迎える側に回れるのは決して小さくはないアドバンテージです。


さらに昨年の対戦成績ではスコアはタイでした。ただ、アウェーゴールの差でバイエルンが次のステージに進み、そのまま優勝まで突っ切られていますが、苦手意識はないはず。メガクラブのバルセロナやマドリーを凌駕する可能性すら秘めた今期のバイエルンですが、確かにバイエルン優勢であることに間違いはなくとも、勝負に絶対は存在しません。今の力関係が来年のラウンドでも同じとは限りませんから。そう、まだ時間はあります。ぜひプレミアのプライドをぶつけてほしいですね。


お互いにポゼッションを標榜し、パスとムービングを信条とし、楽しませるフットボールを展開してくれる両者の激突です。タイトルホルダーを倒すことが出来れば、ビッグイヤーは射程圏内です。世界が注目する一戦は2015年2月19日。ガナーズの行くところに強敵あり。されど、それもまた一興ですね。




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