このブログでは主観に基づく雑感がほとんどです。アーセナル9割、その他の話題で1割くらいです。そして、今一番やりたいことはエミレーツでの生観戦。毎日更新をできるだけ心がけています。試合がないときはアーセナル以外も取り上げます。

12/07/2013

Hey Guys! Catch Him If You Can!! 

11月のArsenal Player Of The Month。スカッド29名のトップに選ばれたのは誰か?もはや言うまでもないですね。セスクがいた時はセスクのチームでしたが、今やラムジーのチームと言っても決して言い過ぎではないと思います。それだけの貢献を結果で示していますし、何よりMOMを四回も獲っています。


では早速、気になる投票結果を見てみましょう。シーズン開幕は8月からです。単位はパーセンテージ。


8月
①ラムジー 77.1
②ジルー 13.9
③ロシツキー 2.0
④それ以外 7.0

9月
①ラムジー 72.2
②エジル 17
③フラミニ 5.6
④それ以外 5.2

10月
①ラムジー 22.8
②エジル 24
③ジルー 21
④それ以外 28.2

11月
①ラムジー 48.1
②スチェスニー 26.3
③メルテザッカー 8.8
④それ以外 16.8


キャリアハイの時を過ごすラムジー
去年2012の同時期は8月カソルラ、9月カソルラ、10月テオ、11月テオと二人が選出されています。


ちなみにテオは12月も同賞に選ばれているので3連続です。クラブ唯一のウェールズ代表MFはさらにその一つ上を行く連続性と一貫性を示したことになります。


得点数はセンターフォワードのジルーより一つ上の8で現在チーム一。アシスト数は5で欧州アシスト王に輝いたこともあるエジルのたった一つ下という好成績です。ちなみにチャンピオンズやFAも含めた全てのコンペティションでいくと、ゴール数は13にまで伸び、もはや誰も彼を追えません。


これ以上何を望むんだと言わんばかりの結果を出した22歳は当たり前のように評価され、10月こそ攻撃の柱三人で仲良く票を三つに分けているものの、8月9月は七割以上が、先月は過半数近い全世界のグーナーが彼をクラブNO.1プレイヤーと認め、票を投じています。


くわえて、ラムジーの本職はセントラルMFという事実が彼の価値をまた一段と押し上げています。かつてガナーズの同ポジションでこれほどの成績を収め続け、サポーターに選ばれた選手はいないのではないでしょうか。また、欧州にその名を轟かせたスペシャルはたくさんいますが、今のラムジーを超える、いや比肩できたプレイヤーは伝説の中にもいないのではないかと思います。


フラミニやアルテタのどちらかが3列目の彼のパートナーになることがほとんどですが、プレミア14試合消化した時点で、彼が外れたことは後にも先にもノリッチ戦のたった一度だけです。それもこの試合はフラミニの突然の故障により、急遽途中出場を果たし、1ゴールにMOMと結果を出しています。出場する度に何らかの決定的な仕事をしています。


まさしく鬼神のごとき活躍を見せ続けているラムジーですが、出場数がフィールドプレイヤーの中では最も多いことからも、どんな試合であれピッチに送り込み続けている指揮官ベンゲルの彼への強固な信頼が見て取れます。あの大けが以来メンタルが一層鍛えなおされた感がありますし、何より自分に対する揺るぎない自信がみなぎっているように見て取れます。自分を信じることができるメンタルというのは、実際のプレイに大きな影響を与えるものですからね。


名プレイヤーと並みのプレイヤーの違いは実は紙一重だと考えています。メッシやロナウドを見ていればよく分かるように、全ての土台となる走力やジャンプ力、テクニック、判断力などは当然求められる要素ですが、影響が一番大きいのは自信というメンタルだと思うのです。


自信があればボールを持つのを怖がらないし、だからどんどん仕掛けていける。敵が寄せてきても焦らない。だからパニックにならず、冷静にボールを運ぶことができる。得点機のシュートに至っては絶対に自分が決めようとする。だからボールを寄越せとジルーに叫ぶこともできる。タックル数が毎試合のように最多なのは、過去自分がされたような、下手なタックルを自分がするわけがないという大きな自信が下支えしているからでしょう。だから敵を削りに行くのを厭わないし、ファールにならない。


元々シュートを打つのを好むプレイヤーですが、今年は明らかに拍車がかかっています。これも自信です。見過ごせないのが、パンチのあるシュートがほとんど枠の中に飛んでいるというデータです。昨シーズンは36試合出場してわずか2ゴール。ボスもその少なさを指摘していますが、去年は今シーズンの準備だったのかと言わんばかりの圧倒的なパフォーマンスでチームを鼓舞しています。記録と記憶に残るというのは、まさしくこういうことを言うのでしょうね。


もう一つ評価ポイントがあるとしたらスタミナです。誰よりもタンクのサイズが大きく、ターボ搭載のエンジンを装備したチーム一のダイナモという評価は、現状彼以外に他には見当たりません。尋常ではないのがその走行距離。たとえばチャンピオンズ2ndレグのアウェードルトムント戦。ハイプレスが信条の前年欧州二位を相手に、12.83キロと両軍含めたスターティング22人の中で堂々のトップでした。


チーム内二位がアルテタの11.68キロなので、彼がどれだけピッチを駆け巡ったのかがよく分かります。もはやセンターハーフとは思えない神出鬼没の彼に、数多の強豪クラブが目をつけてくると思いますが、彼はArsenal Till I Dieなので心配は無用でしょう。


さあ果たして12月は誰が彼に挑むのか。5連続という快挙をぜひこの目で見てみたい。ただ、そろそろ他のプレイヤーが彼のものになりかけている王座に腰かける姿も見てみたい。しかし、スーパーラムジーの勢いはとどまるところを知らないでしょう。ただただ、グーナーとして、贅沢な悩みですよね。




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